「FXのデモトレードで練習がしたい」「デモトレードのアプリでシミュレーションができると助かる」実際のFX取引をする前に雰囲気を知っておきたい方もいるでしょう。
またできれば無料でFX取引を練習したいと思う人も多いのではないでしょうか。
デモトレードはFX口座を扱う会社でも用意されていることが多いです。また、FXデモトレード専用のスマホアプリを提供しているところもあります。
そこで本記事では、FXを練習したい人に向けて「デモトレードのメリット・デメリット」「デモトレ対応おすすめ取引口座とアプリ」について詳しく解説します。
【2025年】FXデモトレードアプリ提供のおすすめ口座7選
FX口座は数多くありますが、デモトレードが用意されている口座は限られています。FXツールの開発には多額の資金が必要で、それを無料で開放するのは実は高いハードルであるわけです。
今回はデモトレードを搭載するFX口座の中でも、知名度が高く、初心者が始めやすいと思われるものを5つピックアップしてご紹介します。
GMOクリック証券:FXネオ
- 本番に近いレート・環境で取引を体験できる
- 「スピード注文」に対応したデモトレードツール
- 仮想資金は10万円〜9,999万円まで自由に設定可能
- 登録から1ヶ月間デモ取引し放題
GMOクリック証券のデモトレードでは、本番にかなり近い取引環境でデモトレードで練習でき、簡単操作で見やすく分かりやすい設計になっています。
取引ツールは大きく分けて2種類あり、初心者向けのシンプルで使いやすい取引ツール「GMOクリックFX」と、上級者向けの操作性を重視した次世代取引ツール「はっちゅう君FX+」を提供しています。
FXが初めての方はまずは初心者用のツールを利用し、取引に慣れてきたら上級者向けのツールに乗り換え、徐々にスキルアップするのが望ましいです。
デモトレードに使用する仮想資金は10万円から9,999万円の間で任意に決めることができ、少額・大口の両スタイルの練習が可能です。
利用期限が過ぎても再設定すれば利用できます。
DMM.com証券「DMM FX」
- 本取引と同じレートでFX取引を体験できる
- 実際の取引と同じ仕様のツールを試すことができる
- PC・スマホ・iPad に対応
- メールアドレスがあれば最短1分でデモ口座が開設できる
DMM FXは本番の取引と同様のレートとツールを使用したデモトレードを行うことができます。本番口座開設前の練習として便利です。
メールアドレスとニックネームを用意するだけで最短1分でデモ口座が開設でき、忙しい人も手軽に始めることができます。
一度デモ口座を開設すれば、PC・スマホ・iPadの全てのデバイスに対応できます。
初心者向けの「DEMO STANDARD」上級者向けの「DEMO PLUS」スマホアプリの体験版である「DMMFX VIRTUAL」の3種類から好きなデモトレードをで練習できます。
外為どっとコム
- 本番と同じレートを採用。リアルタイム値動きでデモ取引ができる
- 賞金付きのデモトレコンテストがある
- デモトレードは失敗しても何度でも練習できる
外為どっとコムは、口座開設数57万以上のFX口座です。「各種手数料が無料」「必要な機能が搭載されたスマホアプリ」などFX初心者にも利用しやすいのが特徴です。
「デモトレード」では、本番と同じリアルタイムレート・取引ツールを用いて練習が可能。iPhone・Androidに対応したスマートフォン版と高いパフォーマンスを発揮するリッチアプリ版(PC版)が用意されています。
ヒロセ通商:LION FX
- 月曜日〜金曜日まで本番と同じレートで練習可能
- 土日はボラティリティの高い仮想レートを配信
- 有効期限3ヶ月で何度でも登録可能!
金融先物取引で有名なヒロセ通商が運営するLION FXは、2020年~2022年の3年間に渡って、オリコン顧客満足度ランキングFX取引総合部門第1位を保持し続けるFX口座です。
LION FXのデモトレードは、デモ口座開設より3ヶ月間有効です。月曜日〜金曜日までは本番口座と同じレートを配信しています。
土日はボラティリティの高い仮想レートを配信。値動きが激しい相場での経験も積めるため、平日と使い分けることでより実践的な練習が可能です。
何度でも登録可能なので、有効期限が過ぎた後も繰り返し練習することができます。簡単な入力フォームから最短1分でデモトレードを開始することも嬉しいポイントです。
みんなのFX
- 登録不要!利用無料のデモトレード口座を用意
- 本番と同じレート・取引画面を配信
- デモ口座の有効期限なし!
みんなのFXは登録不要かつ無料でデモトレードが可能。仮想資金100万円を実際の取引ツール「Webトレーダー」上で運用することができます。
配信レートが本番と同様なので、リアルタイムのトレンドに沿ったトレードの練習に有効なデモ口座です
動画で学べるコンテンツが充実しているので、効果的なにFXの練習ができる環境が整っています。
スプレッドが狭いことに定評があるので、取引コストを極力抑えたい方にもおすすめです。
GMO外貨
- 本取引で実際に使用している画面でFX取引を体験可能!
- スマホ・PC・タブレット全てのツールが利用できる!
- 最短1分でデモ口座の登録完了!
GMO外貨は業界最高水準の取引条件と豊富な取引ツールのラインナップが魅力のFX口座です。Webサポートと問い合わせ窓口のクオリティを評価するHDIベンチマークで3ツ星を獲得するなど、カスタマーサポートも優秀です。
GMO外貨のデモトレードは本番と同様のツールを使用可能。スマホ・PC・タブレット全てのデバイスで実際と同じ環境で練習できます。
デモ口座の有効期間が30日と短めであることはデメリットと言えますが、仮想資金は10万〜1億円までと幅広いので、利用者を選ばないデモトレードと言えます。
外為オンライン
- 最短1分で簡単にデモ口座が開設できる!
- PC・スマホ・iPadに対応
- 人気自動売買のデモトレードも可能
外為オンラインでは、実際の為替相場を利用したデモトレードが無料で行なえます。裁量取引はもちろん、人気の自動売買「iサイクル2」も試すことができます。
さらに、FXの基礎やテクニカルチャートの活用方法を教えるセミナーも好評です。デモトレードと併用することで、知識がより身につくでしょう。
FX口座が提供するデモトレード以外にも、ゲーム感覚で楽しく学べるデモトレードも登場しています。
ザイFX!:本番さながらのシミュレーションができる!
「ザイFX!for iPhone」は言わずと知れた大手FX情報サイト「ザイFX!」が作ったデモトレードアプリです。
このアプリの魅力は何といっても、高機能取引ツールで本番口座さながらの取引ができる点と、ホーム画面で4つの情報を全て同時にチェックできる点です。
4つの情報とは為替チャート、為替レート、為替ニュース、FX実況ちゃんねるという意見交換エリアがあるので、コミュニケーションを図りながらFXを学べます。
その他にも、メジャーな6つの通貨ペアの為替チャートを、1分足〜月足の10種類で表示可能なので、本格的にデモトレードでFXの練習・シミュレーションをしたい人におすすめのアプリです。
FXなび:初心者にも優しい入門アプリ!
FXなびは初心者向けのデモトレードアプリですが、「分かりやすさ」と「本格デモトレード」の丁度良い塩梅さが魅力です。
「分かりやすさ」では漫画で丁寧にかつ詳しく解説してくれるので、すんなりと難しい金融知識がインプットできる点が初心者にウケています。
「本格デモトレード」では、取引にかかるスプレッド(手数料)や、レバレッジも活用できるので、緊張感を持って取引シミュレーションに臨むことができます。
その他にも、FX取引を学べるコンテンツが充実しており、動画で正しい知識を身に付けたり、話題の金融情報もネットニュースで読むことが可能です。
漫画で解説してくれるのは分かりやすくて良いですね。
かるFX:遊び感覚で練習できるアプリ!
かるFXは名前の通りかるーく取引ができ、まるでゲームのような感覚で遊びながらトレードができるところが大きな魅力です。
特にFXは専門用語のオンパレードなので、初心者からするとよく分からないカタカナ用語なども多く、正直見苦しいです。
かるFXを利用すれば、各通貨ペアの相場をゲーム感覚で予測するので、FX取引のセンスを磨くことができます。
その他にも、かるFX内にあるコミュニティを活用すれば、FX上級者との意見交換からアドバイスを貰えるのも大きな特徴です。
FXデモトレードとは?
デモトレードは架空の資金を使用し、ノーリスクノーリターンで取引の練習を繰り返し行えるトレーディング環境ツールです。
デモトレードの利用価値は主に2つあります。
①FX初心者が実際の取引を練習できる
FXをこれから始めたい方にとって、デモトレードは実際の取引を無料で体験できる有用なツールです。
投資はFXに限らず、知識がなにもないまま始めるのは危険です。特に、ローソク足や移動平均線などのチャートから未来相場を予測する力は、勉強本やコラムを読むだけではなかなか身につきません。
デモトレードはそれらで得た知識をアウトプットする場としてFX初心者におすすめです。
負けてもお金を失うことはなく一方で勝っても利益はありませんが、トレードスキルの向上に役立つツールなので最適です。
②様々なシチュエーションの取引を体験できる
デモトレードは初心者向けのツールと感じるかもしれませんが、既にFXを始めている方にも便利なツールです。
ハイリスクな通貨ペアへの投資や、現状投入できる資金を上回る大口投資を無料で試すことができ、これから投資家としてステップアップしていく助けになるでしょう。
ボラティリティの高い仮想レートを配信しているものもあり、ハイリスクなタイミングでの立ち回りをリスクなしで体験できるのはデモトレードしかありません。
初心者がFXデモトレードを選ぶ際のポイント
せっかくデモトレードを行うなら、本番にも活かせるようなデモ口座で試すべきでしょう。ここで初心者向けにデモトレードの選択基準として覚えておきたいポイントをご紹介します。
本番口座と同じツールが使えるデモトレードを選ぶ
デモトレードは、本番前の練習の場です。実際にそのFX口座が提供している取引ツールを利用できるデモトレードを選びましょう。
デモトレードの中には、実際のツールと異なるツールや、機能が大きく制限されているものも存在します。
これでは実際に口座開設した際に「思ったのと違う…」という乖離が生まれてしまう原因となります。
各社のデモトレード用ホームページでツールの詳細が確認できますので、始める前によく調べてみましょう。
様々なレートが試せるデモトレードを選ぶ
デモトレードで使うレートは実際のリアルタイムレートであることが多いですが、レートの動きが穏やかなタイミングでは、満足いく練習ができないかもしれません。
反対に、仮想レートは現実的な値動きがシミュレートされているとは限らず、実践的な練習になるかどうかは疑問符が付きます。
リアルタイムレートと仮想レートの双方が使えるデモトレードであれば、「稼ぐ」ための練習ができると言えます。
各デモトレードで使えるレートもホームページで事前に確認することができます。
利用期間の長いデモトレードを選ぶ
デモトレードは一般的に利用期間が決まっており、期間があまりにも短いと満足いくまで練習することができません。短期集中で練習したい方は問題有りませんが、仕事や学校終わりに練習したい方は、利用期間に注意しましょう。
みんなのFXに代表されるような無期限でデモトレードを提供しているFX口座なら、利用者を選ばないためおすすめです。
FXデモトレードのやり方・始め方
実際にFXデモトレードのやり方をここでおさらいしておきましょう。
- FX口座を選ぶ
→本番でも便利な口座がおすすめ - 口座開設する
→基本的に無料で開設できます - デモトレード開始
まずはどこのFX口座で開設するか決めるところから始めましょう、最終的には実際に取引をすると思うのでなるべく「本番環境でも便利なFX口座」がおすすめです。
実は、FXデモトレードを始めるに当たって用意するものは特に有りません。DMM FXのデモトレードを例に、FXデモトレードの始め方を簡単に紹介します。
- FX口座の公式サイトからユーザー登録
- 各種必要情報の入力
- 取引ツールを選んでデモトレード開始!
① FX口座の公式サイトからユーザー登録
DMM FXの場合、公式サイトトップページから、デモ取引タブをクリックすると上記のデモトレードページに移動できます。
まずは、ユーザー登録をクリックしてデモトレード用の口座を申し込んでみましょう。
② 各種必要情報の入力
申し込みに必要な個人情報を入力と設定をしましょう。DMM FXの場合、「ニックネーム」「メールアドレス」「パスワード」の3つの入力・設定だけで完了します。
③ 取引ツールを選んでデモトレード開始!
申し込みが完了すると、登録完了メールが届きます。後は、取引ツールを選択してデモトレードを始めることが出来ます。
DMM FXの場合、初級者〜上級者の各レベルに応じた4種類の取引ツールでデモトレードを行うことが可能です。
FXデモトレードのおすすめポイント
無料でFXの練習ができる
FXのデモトレードは一切お金をかける必要はなくカジュアルに練習できる点が大きなメリットです。
大手FX口座であればデモトレードを無料で提供しているため、デモ取引で取引ツールの感触や練習をすることが可能です。
デモ取引期間中は、各FX口座の定める範囲内で何度でも仮想資金を使うことができます。
デモトレードはお金をかけずにFX取引のイロハを学べるため、ある程度の成果が出るまではデモ口座で練習を重ねることをおすすめします。
色々な手法や取引にチャレンジできる
FXのデモトレードの醍醐味はやっぱり、普段できない取引手法にチャレンジできる点が大きなメリットです。
リアル口座の場合本物のお金をかけている分、「損したくない」という気持ちが強く働き、なかなか新しいことに挑戦できないのが現実です。
ですが、デモトレードであれば色々な手法や取引スタイルを試せるため、新しい手法の開発ができたり新しい気づきを得られます。
デモトレードでは本物のお金をかけず、取引ごとにトレードを分析できるので、まずはデモトレードで月の収支をプラスにすることを心がけましょう。
デモ口座でも緊張感を持って取引しましょう。
仮に失敗しても損失を被ることはない
FXのデモトレードであれば、仮に何百万円、何千万円と損失を被っても、ただのデータ上の数字であって本物のお金ではありません。
そのため、損失を一切気にすることなく果敢にチャレンジでき、FXの知識や見解を広げるなど経験値を高められる点がメリットです。
どうしてもリアル口座では、もしものことがあると一瞬で大きく資金を減らすことに繋がるので、損失を気にせず取引はできないのです。
ただ、デモトレードであればデモ口座に何千万円と資金を入金し、ハイレバレッジでポジションを何個も入れて、無茶なトレードで遊ぶこともできます。
自分なりのトレード手法を確立できる
デモトレードのメリットはトレードの検証を重ねることで、確固たるトレード手法を編み出すきっかけになる点が挙げられます。
というのも、FX取引では自分に適した手法を見つかりさえすれば、あとはトレードルールに基づいて機械的に取引するだけで利益を上げられるようになります。
トレードルールを作ることが一番難しい作業ですが、「量は質を凌駕する」という言葉通り練習を重ねれば重ねるほど勝率が高くなります。
その他にも、高性能な取引ツールもリアル口座同様デモトレードでも使用可能なので、デモで行っていたことをリアル口座でも体現できる点がメリットです。
あなた自身が「これだ!」と言える確固たるトレード手法を見つけるには時間がかかりますが、デモトレードで練習を積み重ねればきっと見つけられるでしょう。
まずは練習量を増やし分析力を磨いていきましょう。使いやすいツールの「DMM FX」であれば初心者でもスムーズに利用できます。
FXデモトレードのおすすめできないポイント
仮想のお金なので緊張感が無い
デモトレードのデメリットは、あくまでも仮想のお金で取引をしているので、緊張感が無くゲーム感覚でトレードしてしまうことです。
特に初めは真面目に学んでいたのに、途中から飽きて「どうせ失敗しても損する訳じゃない」という気持ちからギャンブルトレードに陥ってしまう方が多いです。
仮に今現在、ギャンブルトレードで何となく勝てていても、リアル相場に移ったら負けてしまう可能性が高いので要注意です。
なぜなら、「ギャンブルの誤謬」と言われ、勘や直感で行った事象は全て結果が収束していく法則があるからです。
どうせデモトレードで練習するのであれば、何かしらの根拠や優位性を持ってデモトレードで練習するべきです。そうしないと時間の無駄です。
予測が当たっても利益にならない
Twitterなどでデモトレードの利益画像を載せ喜んでいる方がいますが、どんなに大きく稼げても利益にならない点がデメリットです。
当然ですが例えあなたが100万円の利益を出しても、1億円の利益を出してもデモトレードであれば1円も出金することは不可能です。
また、中にはリアル口座で取引していると思いきやデモ取引を行なっていて、「せっかく利益が出たのに口座を間違えていた」なんて方もいます。
リアル口座とデモ口座は似ているので最新の注意を払い取引を行いましょう。デモ口座には(Demo デモ取引中)と表示されているので確認してください。
デモトレードには有効期限がある
実はデモトレードには利用期限があり、デモ口座のトップ画面に「利用期限:2021年11月20日07時」などと表示されていることが多いです。
口座によってデモトレードの有効期限は異なりますが、約1ヶ月〜3ヶ月間の期限を設けている会社が一般的です。
仮に利用期限が切れたとしても再度利用することが可能で、ダイアログで「再度デモ取引を始める」と押せばすぐにデモトレードを再開できます。
デメリットとは言い難いかもしれませんが、一度利用期限が切れると再度お申込みが必要なケースが多いので、面倒に感じてしまうという点ではデメリットと言えます。
土日は練習することができないことがある
残念ながらデモトレードの場合、相場が動いていない土日に練習できないのはデメリットと言えるでしょう。
FXは一般的に平日の24時間チャートは動いていますが、土日は市場が閉まっているためチャートは全く動きません。
これはデモトレードのチャート画面も同じです。リアル相場と連動しているので、デモ口座であってもチャートは動かないのです。
特に会社員をしながら副業でFXをされている方は、土日に練習したいと考える方もいると思いますが一般的な口座では正直難しいので注意しましょう。
土日は本を読んだり動画を見て学ぶのも一つの手段です。
FXデモトレードは意味がないって本当?
デモトレードなんてやっても意味がないという意見は多数聞かれますが、その真相はなんでしょうか?結論から言ってしまえば、ただデモトレードをやってみるだけではあまり意味がないでしょう。
デモトレードは結果で一喜一憂するためのものでは決してありません。
デモトレードをやる意味とは、本番前に事前に確認したいことを決め、自分が求めている機能や使用感を確認することにあります。
デモトレードを始める際にぜひとも意識したいポイントを確認しておきましょう。
FXデモトレードで意識したいポイント
- 資金管理について学ぶ
- 相場感を知る
- トレードルールを確立させる
- 失敗に感じた場合は反省点を出す
①資金管理について学ぶ
デモトレードで練習する時に意識するべきポイントとして、資金管理が挙げられます。資金管理とはリスク管理です。
例えば、資金量に見合ったポジションサイズ、損失許容額、利益確定水準、損切り水準など、特にリスクをいかに上手にコントロールできるかがポイントです。
FX取引では資金管理が一番重要だと言われているので、デモトレードで練習する際はリスクリワード(損失と報酬の割合)を意識しましょう。
とはいえ、FX初心者からすると「資金管理は難しそう」といったイメージを抱く方も多いと思います。そんな方はまずは2%の損失が膨らんだら損切りすることを意識してください。
例えば、100万円の資金から2万円の損失が膨らんだら損切りをするといったイメージです。一度取引が失敗しても再出発が可能な損失額なので最適です。
②相場感を知る
デモトレードの練習時に意識すべきポイントは、相場の雰囲気を肌感覚で読み取ろうとすることです。俗にいう相場感(相場についての見方)です。
例えば、「先日の米国雇用統計で良い結果が出たから、今日は短期的には押し目を作って上昇するのではないか?」という風に考察する習慣を付けましょう。
できれば前日にチャート画面にお絵描きして、明日のチャートの予測を書き込むようにすれば、徐々に相場感を把握できるようになります。
相場感を鍛えるには、毎日チャート画面を見ていないと身に付かないので、できれば仕事以外の時間は全て相場を眺め、寝る前に翌日のレート推移を書き込んでください。
常にFXのことを考えていると、相場から小さな気づきや変化を読み取れるようになるので、徐々に相場感の精度が高まっていくことでしょう。
経験値が付くと1日の相場の流れを読めるようになります。
③トレードルールを確立させる
稼いでいるトレーダーには徹底されたトレードルールがあり、ルールを厳守しているからこそ継続して勝てていると言えます。
FXの練習ではトレードルールを確立させることを意識し、取引する時間帯、時間足、チャート形状、チャートパターンなどをしっかりメモしておきましょう。
データを取ることで勝率の高いポイントが見つかり、「〇〇になったら〇〇する」といった風にルール化することが可能になります。
「必ず利益が出る」といっても過言ではないトレードルールを見つけてしまえば、勝ち組トレーダーになれるのは目の前です。
まずは、数ヶ月分のデータをデモトレードで蓄積させ、まずは「勝率の高いエントリーポイント」と「トレード手法」の2つを見つけることから始めてみてください。
④失敗に感じた場合は反省点を出す
デモトレードをしていく中で「これは失敗したな・思うように行かなかったな」と感じる取引があればどうしてダメだったのかまでしっかりと考えるようにしましょう。
そうやって自分の取引スタイルの欠点を探しておくことで、本番環境でもリスクオフができるかもしれません。せっかく練習できるので失敗パターンは数多くあるほうが良いです。
FXデモトレードに関するよくある質問
まとめ
デモトレードは新しく開設する口座を選ぶ際に非常に有用です。デモトレードは、FX各社が企業努力の上独自開発したツールを多くの人に使ってもらい、その良さを知ってもらいたいという自信の表れとも言えます。
初心者はもちろん、上級者もこれからのトレードのデモンストレーションとして、またはサブ口座選びの手助けとして利用してみるといいかもしれません。
デモトレードは多くの場合無料です。この機会に一度試してみてがいかがでしょうか?